小学生 国語の学習内容と指導方法
(実際の授業の様子は、ブログ内の「授業スケッチ」をご覧下さい)
「読書大好き!」な子供を育て、国語力を伸ばす。その秘訣は3つあります。
1.児童文学の授業
一般の塾では、教材として一つの文学作品を丸ごと扱いません。
これでは、文学作品が与えてくれる感動も体験できません。
文学作品の展開に沿って自問自答してゆく力も育ちません。
よしだ教室の国語では、1年生から3年生で、宿題も合わせて約50作品、4年生から6年生で、毎月1作品で計36作品の児童文学作品を扱います。
だから子供達は、「この物語は、このあとどうなっていくのだろう?」と考えます。
そして、文章を必死に読み取っていこうとします。
だから子供達は、「どうしてこの人物は、こんな行動をとったんだろう?」と考えます。
そして、その人物の言動をたどって、考えてみようとします。
だから子供達は、「自分なら、こんな時にどうするだろう?」と考えます。
そして、文学という虚構の世界での体験で、自分自身を成長させていくのです。
国語力は、文学作品を読む時に生じる感動や自問自答する心と結びついてこそ、子供達にも意義あるものとして受け止められるのではないでしょうか。私は、そう考えています。
(ブログ内の「児童文学」もご参照下さい)
2.教師の問いかけで子供達が考え発言する授業
文学作品の授業では、教師の問いかける言葉が、子供達の思考活動を左右します。
教師の「問いかけ」が決定的に重要です。
登場人物の心理を、子供達の生活感覚で自由に想像させる「問いかけ」だけでは、文章を検討する力は育ちません。
一つの文を読むだけで分かってしまうような「問いかけ」では、文章を分析する力は育ちません。
私は、国語力をのばすために2つのことを大切にして問いかけています。
・本文に書かれていることを根拠に考えられるように問うこと。
・複数の文を関連付けて考えられるように問うこと。
同時にそれは、子供同士が、根拠を出し合って意見交換するきっかけにもなります。
みんなで、一つのことを考え合っていく楽しさも充分に経験させてあげたいと思っています。
3.分かったこと、考えたことを記述で表現する授業
文学の授業では、
先ず、それぞれが考えること、
次に、それを発表し意見を交換し合うこと、
そして、改めて自分の考えを整理してまとめること、
が大切です。
自分の考えを整理してまとめるには、「記述」が効果的。
よしだ教室では、1年生の時から、記述問題を徹底的に重視しています。
大人もそうですが、書く作業では、
何を書くのか明確にしなくてはなりません。
言葉の一つ一つを自覚的に選ばなくてはなりません。
自分の考えの根拠を示さなくてはなりません。
ですから、記述することを通して、一層、理解を深めることができます。
また、物事をしっかり考え、きちんと認識してゆく力が育ちます。
よしだ教室では、記述表現力を育てるために、1年生から6年生まで、発達に沿った系統的な指導を行っていきます。
在籍されていない方からの「学力相談」も、e-mailと電話でお受けします。
小1〜小3国語算数コースでは、授業後に20分のガイダンス。小4〜小6は、毎月60分/1回のガイダンスを兼ねた懇談会。ご両親も安心です。
学校生活のことなども含め、e-mailと電話で、常時お受け致しています。